こんにちは。京都市左京区下鴨の卒業できるパーソナルトレーニング【the FIT CLUB】です。
春といえば健康診断。
毎年の健康診断で「中性脂肪が高いですね」「肝機能が少し…」「尿酸値が基準を超えています」と言われて、内心ドキッとした経験はありませんか?
これらの数値は、年齢や体質のせいだけではなく、日々の生活習慣や体の使い方が密接に関わっています。
この記事では、筋トレと精密栄養の視点から、それぞれの数値をどう改善していくかを解説します。

中性脂肪:蓄積型の脂質を“燃やす”体に変える
中性脂肪(トリグリセリド)は、エネルギーとして使われなかった糖質や脂質が肝臓で合成され、体内に蓄積されたものです。
食べ過ぎや運動不足、糖質やアルコールの摂りすぎによって増えやすく、増加すると動脈硬化や生活習慣病のリスクが高まります。

筋トレを行うことで、筋肉量が増え基礎代謝が向上します。
特に大きな筋肉(脚・背中・胸など)を鍛えることで、エネルギー消費が活性化され、中性脂肪が「溜まる」状態から「使われる」状態に変わっていきます。
また、筋トレ後に有酸素運動を組み合わせることで、さらに脂質代謝が促進され、血中の中性脂肪を効果的に減少させることができます。
精密栄養学の観点からは、糖質の「量」よりも「質」と「タイミング」が重要です。
高GI食品を控え、オートミールや雑穀など血糖値を安定させる食品を選びましょう。
また、オメガ3脂肪酸(青魚やえごま油)を取り入れることで、脂質代謝がスムーズになり、血中の中性脂肪を低下させるサポートになります。
肝機能:休ませて、回復できる肝臓へ
AST、ALT、γ-GTPなどの肝機能数値が高い場合、肝臓に何らかの炎症や脂肪沈着が起きている可能性があります。
お酒を飲まない人でも、糖質や脂質の過剰摂取が続くと「非アルコール性脂肪肝(NAFLD)」を発症することもあります。

筋トレは、インスリン感受性を改善し、血糖コントロールを整える作用があります。
これは肝臓に溜まった脂肪の蓄積を抑え、脂肪肝の予防・改善に繋がります。さらに、運動によって肝臓内のグリコーゲンの出入りが活性化され、機能回復の助けとなります。
また、精密栄養の視点では、抗炎症作用のある栄養素(緑茶のカテキン、ターメリック、発酵食品など)を食生活に取り入れることで、肝臓の炎症を穏やかにする効果が期待できます。
肝臓を酷使しない生活習慣、たとえば週に2日は休肝日を設ける、夜遅い食事を控えるなど、日常の小さな選択が数値改善に直結します。
尿酸値:代謝できる体を作る
尿酸値が高いと、痛風のリスクがあるだけでなく、腎臓機能や心血管のトラブルにも関係してきます。

尿酸はプリン体の代謝産物ですが、その排泄能力が落ちていると血中に蓄積されてしまいます。
筋トレは、この代謝能力の底上げに効果的です。
適度な筋肉は尿酸の代謝・排泄に関与しており、特に下半身のトレーニングによって循環が良くなることで、尿酸が滞留しにくい体質へと変わっていきます。
ただし、強度の高すぎる無酸素運動は一時的に尿酸値を上昇させる場合があるため、「適度な負荷」「継続可能な頻度」で行うことがポイントです。
有酸素運動と組み合わせることで、より安全かつ効果的に体質改善が進みます。
栄養面では、水分摂取をしっかり行うことが基本。
利尿作用のあるカフェイン飲料ばかりではなく、水や麦茶などでこまめに水分補給をすることが排泄力を高めます。また、腸内環境を整える発酵食品や食物繊維も、尿酸値の改善に間接的に寄与します。
おわりに:数値は“変わる”、体も“変えられる”
中性脂肪、肝機能、尿酸値はいずれも「生活の結果」として現れる数値であり、改善の余地が大いにあります。
特に筋トレという行動は、体の中の代謝機能を根本から改善する力を持っています。
そして、自分に合った栄養や生活習慣を選ぶ「精密栄養」の考え方を取り入れることで、数値だけでなく、体調・気分・生活全体が前向きに変化していくはずです。
健康診断の結果に一喜一憂するのではなく、“使いこなす”感覚で、自分の体と丁寧に向き合っていきましょう。