こんにちは!京都市左京区の卒業できるパーソナルトレーニングthe FIT CLUBです。
今回は「運動時における男女のテストステロン分泌の違い」について、最新の研究をもとに深掘りしていきます。
テストステロンとは?

テストステロンは、「活力のホルモン」とも呼ばれる重要なホルモンです。
主に男性ホルモンとして知られていますが、実は女性の体内にも存在しており、筋肉の成長や骨の健康、エネルギー代謝にも関与しています。
特に運動パフォーマンスや筋力向上に大きな影響を与えることがわかっています。
運動時のテストステロン分泌の違い(男女差)
2018年にEndocrine Reviews誌に掲載された研究「Circulating Testosterone as the Hormonal Basis of Sex Differences in Athletic Performance」によると、
思春期以降、男性の血中テストステロン濃度は女性の約15倍以上に増加するとされています。
また、運動時のテストステロンの反応にも違いがあり、
- 男性 → 運動後にテストステロン濃度が顕著に上昇し、筋肉の成長や回復を促進
- 女性 → 運動によるテストステロンの変化は少ないが、少量ながら影響を受ける
このホルモンの性差が、筋肉量や筋力、持久力の違いを生み出し、結果として運動パフォーマンスの違いにつながると言われています。
さらに、テストステロンは筋肉量や筋力、血中ヘモグロビン濃度と用量反応関係があるため、男性の方が約8~12%ほど運動能力において優位になることが報告されています。
📖 論文情報:
Handelsman DJ, Hirschberg AL, Bermon S.
「Circulating Testosterone as the Hormonal Basis of Sex Differences in Athletic Performance」
Endocrine Reviews, 2018
➡ PubMedリンク
女性にもテストステロンがある

テストステロンは男性のホルモンと思われがちですが、女性の体内にも重要な役割を果たしています。
- ・筋肉の維持
- ・骨密度の強化
- ・脂肪燃焼の促進
- ・気分の安定と活力の向上
女性のテストステロン濃度は男性の約10~20分の1と低いですが、それでも運動によって筋力向上や活力向上に貢献することが分かっています。
特に高強度トレーニング(HIITやウエイトトレーニング)を取り入れることで、女性でもテストステロンの分泌を促進し、健康的な身体づくりが可能です!
テストステロンと活力の関係性
テストステロンは、活力やモチベーションの向上にも大きく関与しています。
- ・筋力と持久力が向上し、トレーニング効果が出やすい
- ・気分が前向きになり、やる気がアップ
- ・集中力が向上し、仕事や日常生活のパフォーマンスも上がる
- ・疲れやすくなる
- ・筋肉がつきにくく、脂肪が増えやすくなる
- ・やる気や集中力が低下し、気分が落ち込みやすくなる
つまり、テストステロンを適切に分泌させることが「元気で活力ある生活」のカギになります!
まとめ:運動でテストステロンを味方につけよう!
- ✔テストステロンは男女ともに筋肉・活力に重要なホルモン
- ✔男性のテストステロン濃度は女性の約15倍だが、女性にも影響がある
- ✔運動、特にウエイトトレーニングやHIITはテストステロンの分泌を促進する
- ✔テストステロンを高めることで、筋力・エネルギー・やる気がアップ!
the FIT CLUBでは、一人ひとりのホルモンバランスや体質に合わせた最適なトレーニングを提供しています。
運動を通じて、テストステロンを味方につけ、活力あふれる毎日を手に入れましょう!